特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈11〉 – 鴉は黒いか』

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カラスを「黒い鳥」ではなく、「羽毛の重なり」で見る展覧会

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🕊 展覧会の概要
カラスは日本人にとって非常に身近な鳥。日本画でもしばしばモチーフとして登場します。
今回の特別展示では、河辺華挙が描いた『鳥類写生図』第十九巻「鴉」を中心に、日本画と剥製を並べ、カラスの「黒」というイメージを解きほぐして観察します。
この写生図では、黒い塊としてのカラスではなく、羽毛一枚一枚を線描で丁寧に描き出すことで、鳥の姿そのものを浮かび上がらせています。
私たちが日常で見過ごしている“黒の奥にある形”に注目することで、身近な鳥を新しい視点から見直す機会を提供します。
さらに、カケス類の祖先種とされるルリカケスなど、カラス科の多様な仲間たちも紹介。
オセアニアからアジアに広がったとされるカラス科の進化史のなかで、日本が重要な地である可能性にも触れます。
🌿 展覧会の見どころ
- 羽毛のディティールに注目!
色を取り除いた線描による写生図で、カラスの姿を解剖するように観察。 - 剥製と絵画のコラボ展示
写生図と実物を並べ、画家と研究者の視点を体験。 - カラス科の進化と多様性
ルリカケスをはじめ、カラスの仲間たちにも焦点を当てる。
📅 開催情報
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 特別展示『アヴェス・ヤポニカエ〈11〉 – 鴉は黒いか』 |
会期 | 2025年7月19日(土)〜 10月19日(日) |
開館時間 | 11:00–18:00(金・土は20:00まで)※変更の場合あり |
休館日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、9月1日〜8日、ほか館が定める日 |
会場 | インターメディアテク 3階 収蔵展示室「STUDIOLO」 |
住所 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 2・3階 |
アクセス | JR東京駅丸の内南口徒歩1分/丸ノ内線東京駅直結/千代田線二重橋前駅徒歩約2分 |
入館料 | 無料 |
主催 | 東京大学総合研究博物館 |
お問い合わせ | 050-5541-8600(ハローダイヤル)/国外から +81-47-316-2772 |
🐦 展覧会タイトルの意味
「アヴェス・ヤポニカエ(Aves Japonicae)」は「日本の鳥類」を意味します。
シリーズ第11弾となる本展では、カラスという“ありふれた鳥”を通して、私たちの見方や感じ方を問い直します。
🌐 公式情報・リンク
- 東京大学総合研究博物館 インターメディアテク公式サイト
- 事前申込不要・入館無料
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