チュッ
pipipoppo
ぴっぴとぽっぽ「ぴぴぽっぽ」
うこっことお別れの日。
出発するまで時間があったので、何度も何度も寄り添った。
お棺には、うこっこの好きなミニトマトと小松菜
近くのお花屋さんでお花も買ってきた。
そして、動物霊園へうこっこと共に。
もうすぐこの姿が見られなくなると思うと涙が止まらなかった。
手続きを済ませて、待合室へ。
「最後のお別れをしたら、お棺に封をしてください」
また涙が出てきた。
羽のふわふわ感、お腹の感触、におい、もうこれで最後なんだ。
悲しいけど、お別れをして、封をして、火葬場へ。
ボイラーの機械的な音がした。
もう本当に会えないんだね。
また涙が出てきた。
泣きながら一旦、待合室へ。
少し気持ちが落ち着いた。
昔の写真をみながら、写真の整理をした。
案内の人からまた呼ばれて、お骨を拾いに行った。
この時は涙は出なかった。
壊れないように慎重に拾う。
骨になるとこんなに小さいんだね。
最後にお経を読み上げてもらった。
お坊さんも鳥好きらしい。
しっかりとお別れができたと思う。
本当に悲しい。
こんなに悲しいと思わなかった。
涙が溢れてきます。
でも、いつまでもクヨクヨしてられないよね。
ぴっぴとぽっぽもいるし。
うこっこ、ありがとう。
ずっと見守っててね。